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概要
情報・プロダクトデザイン演習1
テーマ
ニューノーマル時代の住空間
期間
2021.04-06
SIT ON CHAIR
椅子に座るという行為が、全てのON/始まりになる。
仕事や勉強、食事にゲームと、何を始めるにしても皆、椅子に座る。この「椅子に座る」という行為は、何かを始める上でのトリガーのようなものであると捉えた。そこで、「座る/立つ」という行為を、何かを「始める/終える」という行動に結びつけることで、ニューノーマル時代における「切り替え」をサポートできるのではないかと考えた。
SWITCHAIRという名の通り、この椅子はスイッチである。コンセントと身の回りの機器の間に挟むことによって、あなたの「座る」が「スイッチ」になる。照明やディスプレイ、スピーカーなどに繋げば、座った時だけ起動するようになり、メリハリのある作業ができるようになる。
まず1/5スケールのモデルを作り、スイッチの機構や椅子としての佇まいを検討した。また、小型の椅子を用いた簡易的な実働プロトタイプを作ることで、用いるセンサーの選定や、どれほど踏み込むと切り替わった感覚が生まれるかなどを検討した。
プロトタイプを通して、フットペダルスイッチを用いたアナログスイッチ方式を採用することになった。最終作品では、アルミパイプを使ってフレームを成形することで制作した。座ることで物理的に「カチッ」と音がすることで不思議と気持ちが切り替わるプロダクトになった。